お金があれば幸せになれるのか? というテーマを古今東西の哲学を通じて読み解いていく


今回紹介するのはフレデリック・ルノワール著「お金があれば幸せになれるのか ―幸せな人生を送りたい人への21章(柏書房)」。
古今東西の哲学者たちの思想から、幸せとは何かと読み解いていく。


最後のほうから引用。

p261
“私なりに幸福を定義するとしたら、「人生を愛せること」という一言で表せるだろう。その意味は、自分が今ここで送っている人生、喜びが得られる安定した人生に限らず、不確かさも含めた、人生そのものを愛せるということである。明日の自分を待ち受けているのは、喜びなのか悲しみなのか、楽しい出来事なのか不快な出来事なのか、予測できないのが人生である。それは絶えず浮き沈みし、光の部分もあれば闇の部分もあり、楽しみもあれば苦しみもある。幸せであるとは、そういう人生を丸ごと愛せるということである。(中略)
苦しみというものを、不幸と混同してはならない。一見矛盾しているように思えるが、人は苦しみを抱えていても、幸せを感じることができる。苦しみは避けられなくても、不幸は避けられるものなのだ。苦しみを体験しながら、それでも幸せでいられるのは、その体験が一時的なものだとわかっているからである。苦しみは普遍的だが、不変なものではない。人は誰でも例外なく苦しみを体験するが、それによって誰もが不幸せになるわけではないし、苦しみが常に人間を不幸にするとは限らないのである。(中略)
要するに、幸福感も不幸感も、各人の精神が生み出すものだということである。“


この結論には100%同意する。
幸せにとって大切なのは金持ちになる、多くの友人をもつというように、環境を整えることではなく、幸せに感じる心を持つことだと思うし、それは自著、”4週間で幸せになる方法 Twenty-eight tips to create joyful life”での通奏低音になっている。
結論めいたところを引用してしまったが、この本の面白みはそこではなく、そこまでの道のり、古今東西の哲学紹介にある。
哲学散歩を楽しみたい人には、お薦めの一冊だ。


追記)
それにしても「苦しみは普遍的だが、不変なものではない」って言葉、いいですね。韻まで踏んでる(笑)。





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夏野菜とベーコンのバジル炒め

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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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