寛大さは人のためならず!? アート・マークマンら著 「この脳の謎、説明してください!」 を読んで


「4週間で幸せになる方法」なる本を出しているのもあり、本ブログでは幸福に関する本を時折紹介している。
今回紹介するのはアート・マークマン、ボブ・デュークという2人の心理学者によって書かれた、「この脳の謎、説明してください!(青土社)」。


自著「4週間で幸せになる方法」では、「寛大であることは心身の健康によく、落ち込みのリスクやストレスを減らし、人間関係を強める作用があるとされている」と紹介している。
一方、「この脳の謎、説明してください!」のほうでは、違う角度から寛大である意義を説明していて、興味深かった。
「寛大なことはなぜ強力なのでしょうか?」から。

p104
“レナード・コーエンは元マネージャーの裁判で証言し、お金を盗まれたことに加えてどのような嫌がらせを受けたかを話しました。コーエンは当然の報いを求め、結局、元マネージャーは投獄されました。その出来事を単に忘れられないこと、元マネージャーが罰せられるのを見ずには踏ん切りがつかないことを十分に理解していました。
でも、個人間の関係に入ってくるほとんどの不快な出来事は法廷で解決されるものではなく、何らかの解決に至ればその関係にとってプラスになります。個人間の関係では、解決は許すという行動に始まります。熟練したセラピストは、顧客に対して何か(時にはひどいこと)をした人を許す手助けをすることがよくあります。これは、人生をこれからも生きていく上で助けになるからで、取り消せない辛い思いの原因となっている好意を永遠に思い出しつづけないためです。このように、許すことで過去にあった不当な扱いに対する恨みから来る否定的な感情をやり過ごして楽観的意識を取り戻し、自分の人生をコントロールできるように促します。“


相手を許すことができなければ、残りの人生でそのことをなんども思い出し、怒りや辛い気持ちを再度味わわなければならない。
他者に寛大であることによって最大のメリットをうけるのは自分自身なのだ。
さしずめ、「寛大さは人のためならず」といったところか?

この他にも本書では、
「幸せは自分でつかむものなのでしょうか?」
「マルチタスクをするとより多くの仕事を片付けられますか?」
「私たちの思考はそもそも一貫性があるのでしょうか?」
「自分が見ていることのどれほどが現実なのでしょうか?」
「結局のところ、脳とは何のためにあるのでしょうか?」
などなど、興味深い40のテーマについて心理学者の立場からユーモラスに語られている。

お薦めの1冊だ。



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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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