それにしてもFIREに対する批判って、レベルの低いものが多くない?


先日、こんなツイートをみつけた。

●FIRE?何だかなあ
流行りのFIRE(経済的自立FIで早期リタイアRE)。必要資産は年収25倍、4%運用で年収分を賄うとか。でも…
投資で早期25倍達成なら、支出もリスクも嗜好が変わるのが「心の会計」かと。しかもREって閉塞感の裏返し?脳のシワが間延びしそうREより、マネーを活かす言葉がほしいかな。

再三書いて来たように、僕はFIRE信者ではないし、あまり影響をうけていない。
というのも僕がアーリーリタイアし、著書「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」を上梓したのは、いわゆるFIREブームより前なのだ。
しかし、いくら信奉者ではないとはいえ、このような、あまりにも理解が浅い意見には、腹が立つ以前に呆れてしまう。
Twitterでのプロフィールをみると、そこそこ立派そうな肩書だし、フォロワーも3万人近くいるような人なのだが(年も僕より上と考えて間違いなさそう)。

まず「心の会計」の使い方が不思議だ。
心の会計とは、お金を全体としてとらえるのではなく、自分の心の勘定科目によって色分けし、その勘定科目の範囲の中で損得を判断するため、時に不合理な選択をする傾向があることを指す言葉。
例えば、苦労して得たお金は慎重に使おうとするが、投資やギャンブルで儲けた利益はあぶく銭と考えて簡単に使ってしまうという、といった行動を指す。
つまりこの方は、
「投資で儲けちゃったら支出額も増えるでしょ!」
と言いたいようなのだが、いやいや、そんな安直な経済活動に陥る人は、もちろんFIREなんかできないって。
僕が心の会計という言葉を使うなら、
「人はそのような不合理な行動にでるので気をつけよう」
という文脈で用いる。
「心の会計があるから、当然こうなっちゃうよね」
という発想は、人間がこの手の錯覚から抜け出せないことを前提としており、僕の正直な感想をいえば「えっ? そのレベルなの??」となる。
この方の他の論説もすべて「非合理なバイアス」から抜け出そうともしないまま展開しているのかな? と疑ってしまう。

加えてこの方は「FIREムーブメント」の基本を理解していない。
この流れはそもそも「当たり前のように最先端技術の機器を購入し、それに対する支出に縛られて生きるなんて馬鹿馬鹿しくない?」という発想から始まっている。
以下は引用。
https://freedom-whale.com/fire-mrmoneymustache/

FIRE・経済的自由の祖「ミスターマネーマスタッシュ(Mr. Money Mustache)」から学べること

無駄な出費を一切なくすことの重要性
・まずは借金をなくす
・車を買わない
・高い携帯電話料金を払わない
・服を買わない
あたりまえのことですが、これらのことを愚直に実行し、質素倹約に努めることが大切という考え方です。
FIREムーブメント全体に言えることですが、節約ということは、なにも我慢して楽しまないということなのではなく、支出を最小限に抑えて残りのお金を投資することで、将来の自由を買っているという考え方が根本にあります。

つまり「本当にその支出って、近い将来得られる自由より大切?」と自身の価値観や経済活動を振り返ることが前提にあるのだ。
冒頭で紹介したツイートにある
「心の会計があるでしょ」「閉塞感の裏返し?」「脳のシワが間延びしそう」「マネーを活かす言葉がほしい」
といった批判がいかに的外れかが理解してもらえると思う。

何かを批判したいときは、まず最低限の知識を仕入れるべきだと思うが、どうやらこの方の間延びしていないらしい「脳のシワ」にその機能はないとみえる。
FIREに関してはこのような無理解な批判が非常に多い。
まあそれこそ個々人が抱える「閉塞感の裏返し」にすぎないのかもしれないね、などと考えるのはうがちすぎ?




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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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