一読して、「これは切実だな」というのが僕の感想。20代の男性。大学生です。自分の怠け癖を直したいと思っています。
昔から、好きなことにはのめり込みますが、興味のないことには全く身が入らず、嫌いなものから逃げたがる正確です。夏休みの宿題はいつも、休みの終わり頃に慌ててやりました。
勉強もテスト直前にならなければやる気が出ません。テスト直前でも、わからない問題にぶつかると集中が途切れてしまい、ゲームをやってしまいます。ゲーム機を手の届かないところに置いて勉強してみたら、不安になって逆に集中できませんでした。
(中略)
親からは「嫌なことから逃げるな」と言われます。自分でも、このままではもし希望通りに就職できてもすぐ辞めることをくり返してしまいそうで、ダメだと思います。
どうすれば気持ちを強く持って、怠け癖を直せるでしょうか。
怠け癖を直したい、と欲するのですから、あなたは救いがあります。
一番手っ取り早い方法は、まず親元を離れて自活することです。
(中略)
あなたはお金を稼いだ経験がないのでしょう。だから、お気楽なことを言っていられるのです。学生だから仕方ないとは言えない。
あなたの根本の短所は、想像力の欠如です。怠け者とはどういう類か、怠け癖がつくとどのような将来になるのか、少しでも考えたならわかるはずです。わからないようでは、大学生を名乗れない。恥ずかしい話です。その相談自体を恥と思いなさい。
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。