僕も子供たちと一緒に長期休暇に入った。

僕が住む街でも、一昨日から再度、学校の臨時休校が始まった。
5月10日までだから、2週間半。
そして、それに合わせたわけではないのだが、僕もしばらく仕事がない。

以前から書いているとおり、僕は自分のクリニックを後輩医師に4年ほど前に継いでもらい、その後も週に半日だけ診察を続けている。
引継ぎをスムーズにするのが目的だったのだが、患者さんの中にはどうしても僕に診てもらいたいという奇特な方もいて、いまだに足抜けできない。
その4時間というのが、毎週水曜日の午前中にあたる。
来週の水曜日は「昭和の日」、その次は「憲法記念日」の振り替え休日だから、5月13日まで出番がないのだ。
ほぼ3週間連続する休暇。
これは4年前にセミリタイアしてから、初めてかもしれない。

「週に4時間なら、そもそも仕事なんてないようなものじゃない」、と思われるかもしれないが、実際はそうでもない。
それなりのストレス、プレッシャーになっている。
仕事の後、木曜日、金曜日はリラックスして過ごす。
土曜日、日曜日は子供たちがいるので慌ただしい。
その後、月曜の朝あたりから少しずつ、「もうすぐ仕事だなあ」とプレッシャーがかかってくる。
それが徐々に膨らんで、火曜日の夜は、
「明日は仕事だ! おとなしく早寝しなければ!」
とまるですべての楽しみを奪われたかのような気分になる。

水曜日の朝は憂鬱だ。
なんで朝から着替えなきゃならないんだよ、と腹立たしくなる。
髭だって剃らなければならない。
ああ、面倒くさい。

ところが実際クリニックに行くと、そこからはそう悪くない。
1週間ぶりにスタッフに会えるのもうれしいし、患者さんも馴染みの人が多いから雑談も弾む(まじめに診察しろよ)。
午後1時に診察を終える頃は、それなりの充実感に包まれている。
うん、今日はよくがんばった! と。

そして、木曜日、金曜日はリラックス、と元に戻る。
この繰り返しで生活してきている。

ところが今回は、3週間の戦線離脱。
なかなかの解放感だ。
新型コロナウイルスの影響で、旅行どころか飲みにも行けないけれど、それでも気分は悪くない。
長編小説でも読もうかな、などと考えている。

いつ、この週4時間の診療を辞めて、完全リタイアとなるのだろうか。
僕としては、継いでくれた後輩医師や患者さんの意向を大切にしたいと思っている。
慕ってくれ、わざわざ水曜日に都合を合わせて受診してくれる患者さんがいるのに、自分から辞めるとはなかなか言いにくい。

意外と僕は仕事が好きなのかな、と思うこともある。
そんなわけないか、とすぐ打ち消すけれど。
なんにせよ、仕事には充実感があるし、終えた後の解放感はすがすがしい。
ビールもいつもより、ちょっとだけうまい。
そのためだけでも、週に4時間の労働を続ける意義はあるのかもしれない、なんて考えている。


なにはともあれ、ここから3週間は休みだ。
久々にのんびりするぞ!(なんて書いたら、怒られるかな?)

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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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