母親はどこ?


7年前のお話し。開業医時代の「院長ブログ」より。

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先週の日曜日、特に予定のなかった私は、日中、ダラダラとテレビを見たり、本を読んだりして過ごしていたのですが、夕刻になりさすがにこのまま一日を終えるのももったいないような気がして、息子たちに散歩にでも行かないか、と声を書けました。
長男 「学校と塾の宿題が終わらないから、やめとくわ」
次男 「妖怪ウォッチの本を読みたいから、行かない」
うむむ、我ながら年々人気がなくなっていくなあ。
3歳の三男に目を向けると、彼だけはうれしそうな様子。「お外! お外!」 と言いながら、小躍りしています。
よかった、一緒に遊んでくれる子がいて (笑)。

というわけで、三男と2人で近所の公園を散策しに出かけました。遊具で遊んだり、小川に草を流してレースをしたり、といった具合に一時間ほど遊んだでしょうか? 辺りも薄暗くなってきたことだし、そろそろ帰ろうということになり、マンションに向かって歩いていると、たまたまマンションのベランダに出ていて、洗濯物を取り込んでいた妻が、とぼとぼと歩く私と三男の姿をみつけたようで、こちらに向かって手を振っているのに気づきました。
そこで三男に、「母さんが手を振っているよ」 と教えてあげると、三男はきょろきょろと辺りを見渡します。どうやら、母親が近くまで来ているのだと勘違いした様子。
「違うよ、上! 上!」
そう言うと、今度は近くにある木々を見上げて、探し始めました。そんなわけないだろ! お前の母親は忍者か!?
どうにもならないので、三男の背後に回り込み、顔を両手で支えて、マンション方向にしっかり固定。その状態のまま妻のいる方向を指さすと、ようやく三男も気づいた様子で、うれしそうに手を振り返し始めました。
しかしすぐに首を傾げて、ぼそり。
「それにしても母さん、あんな高いところに登って、一体、何をやってるんだろ?」
何を、って。お前も父さんもあそこに住んでいるんだけどな ・・・。

三歳児って、まだまだ色々なことが分かっていないものですね (うちの子だけ?)。



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我が家の冬の風物詩。フォアグラ大根。
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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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