7年前。開業医時代に書いていた院長ブログからの転載です。
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次男の天然ぶり
天然ぶりが増してきている次男 (6歳) の話。
先日、掛け時計に目をやると、驚きの声を上げました。
「見て! 時計の針が1本になってる! いつもは2本なのに!!」
その時の時刻は午後7時37分。皆さんお気づきとは思いますが、ちょうど短針と長針が重なる時間帯です。次男にその旨を続けると「なあんだ」 と残念そう。
最近、次男には時計の読み方を教えていたのでちょうどいい機会だと思い問題を出してみました。
「さて、短い針と長い針が重なるこの時刻、何時何分でしょう?」
「ええっ?」
時計が読むのが苦手な次男は嫌そうな表情を浮かべましたが、さらに促すと渋々といった様子で考え始めました。
ええと長い針があそこでしょ。短い針はこうだから ・・・ という具合にしばらくの間ぶつぶつと呟いていたかと思うと、突然、自信満々に言い放ちました。
「わかった! 午前8分!」
我が息子ながら知性の片りんも感じさせない、見事なはずしっぷり。今はどう考えても夜だし、第一「時」が抜けているでしょうが。
「もう一度、よ~く考えてごらん」
次男は時計をにらみつけるようにして、再び考え始めました。目は真剣そのもの。正解までは期待しないけど、今回はもう少しましな答えを言ってくれるかな?
やがて次男はこぶしを握り締め、軽く飛び上がるようにして言いました。
「今度こそ、分かった! 答えは、6点」
それ、すでに時刻ですらないよ・・・。
どうやら次男は数字の概念がよくわかっていないようです。試しにと思って「母さんの年は何歳かわかる?」 と聞いてみたら、しばし考えた後、
「11歳!」
と答えました。それでは長男と2歳しか違いません。
「違うよ、母さんは40歳だよ」
と説明すると、
「40って、10と4のこと?」
と聞いてきました。
「10と4だと、14になっちゃう。40は10が4つ。10がふたつだと、20だろう? 母さんは40歳だから、10が4つあるんだよ」
私がそう説明すると、次男はゴールが近づいてきた感じが嬉しいのか、
「本当にそうなるか、数えてみるね」
とはりきった口調で言うと、指を折って1から順番に数えはじめました。
「1、2、3 ・・・ 10。これで10がひとつでしょ。1、2、3 ・・・」
しばし数え続けた後、次男は得意げな顔を上げて言いました。
「わかった! 母さんの年は50歳だ!」
だから40歳ってさっきから言っているじゃない! 何をどう考えるとそういう結論に達するのか、父さんにはさっぱりわからんよ!
次男も来春から小学生。それまでに、時計が読めて、数の概念がわかるようになってくれるといいのですが。
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次男も早中学1年生です。やはり数学はあまり得意でないもよう…(汗)
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