自分なりの幸福論、あるいは幸福達成術を書いてみたいと4年前のある日、ふと思い立った。
脳科学・幸福学・心理学・精神医学などについてある程度の知識はあるつもりだから、それなりに実のあるものが書けるのではないか?人のために、ひいては自分や自分にとって身近な人々のためにも。
最初はポジティブ心理学、幸福学の本をひたすら読み漁った。数カ月もすると、どの本を手にとっても以前に読んだような内容ばかりで、目新しい知見に当たることがなくなってくる。
これはその学問について、主だったポイントはすでに押さえたというサインだ(現役医師時代も、学会発表や論文執筆の前に関連する論文を調べ尽くすとこんな感じになった)。
新しい知見のいくつかは斬新に思えたし、逆にいくつかは伝統仏教や古典哲学での教えと見事に合致していて驚かされた。実に、興味深い。
となれば執筆の始まりだ。医学(特に脳科学と内分泌学)、幸福学、ポジティブ心理学、伝統仏教、哲学と幅広い分野から幸福のための知見を寄せ集める。その中から比較的根拠がはっきりしていて、大きな効果が認められ、そして誰にでもできそうなものを選んでいく。
この辺りで1日に1つのレッスンをクリアしていくというスタイルを思いついた。課題ごとにわけて、似た知見をくっつけながら記事を書いていくと、30本ちょっとになる。
それを1年かけて自分自身で実践し、かつ家族や友人に協力してもらいながらブラシュアップしていった。
記事の順番を工夫し、不人気な記事は泣く泣く削除。新しい知見に出会うことがあればすかさず加筆。そして最終的に28の知見が「4週間で幸せになる方法」として残ったというわけだ。
これを読め、誰もが4週間後には幸せになっている!
そんな詐欺のような、じゃなくて魔法のような本に仕上げたつもりでいる。
この魔法、本当に万人に効くのだろうか? 僕には自信がある。
発売から3年。新聞の書評やネット上ではそれなりの評価を頂いていた。
もっと幸せになりたい人、リラックスして心豊かに過ごしたい人、そしてそのためなら1,650円は惜しくないという人には、ぜひ手に取ってほしい自信作だ。
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