アーリーリタイアで実感。通勤時間ってもったいないなあ。


アーリーリタイアして気づいたことのひとつ。それは通勤時間のもったいなさ、だ。
僕は地方都市に住んでいて、現役医師時代、クリニックへの通勤は車で片道20分程度だった。
その頃は、
「通勤が20分ですむなんてラッキーだよな。首都圏じゃこうはいかないはず」
あるいは、
「20分くらいは音楽を聴きながら運転するのもいいな」
などと思っていたのだが、アーリーリタイアした今となっては、
「よく毎日40分も通勤に使っていたよな」
という感覚のほうが強い。
医師時代に家を出るのは、大体8時前だった。
8時15分か20分にクリニックにつき、自室の整理整頓、メールのチェックなどをして、9時から診察を開始となる。
今は8時前に子供たちを送り出したら、すぐに何らかの作業に取り掛かるようになった。このブログの下準備をすることもあれば、勉強をしたり、運動をしたり。
で、一息つくのが大体9時半。この頃には、一仕事終えたような気分になっている。
開業医時代なら、まだ診察を始めたばかりの時間帯だ。
夕方も同様。
運動をしたり、文章を書いたり、子供たちの勉強をみたり、ベランダで一杯始めたり。日によってすることは違うが、何にせよ、作業が終了するときにはすでに家にいることになる。
以前のように、時に渋滞に巻き込まれたりしながら、家路を急ぐ必要はない。
僕がこのマンションを買ったのは、お気に入りの公園がすぐ近くにあるから。
開業医時代は、家に帰ればすでに夜だから、窓からの景色をゆっくりと楽しめるのは休日に限られていた。
日が長い季節ならクリニックを出る時はまだ明るいことも多く、なんとか部屋からの夕日が拝めるかな、と思うこともあったが、大抵は間に合わなかった。
その頃はそういうものだとだけ感じ、深く考えることもなかったが、今になってみれば20分の通勤時間が実にもったいない。
1日の終わりに夕日を見られるかどうかで、その日の感触はまったく違うものになるように思えるからだ。

コロナの影響で、在宅勤務をしている人も多いと報道で聞く。通勤がない楽さを噛みしめている人も多いのではなかろうか。
今後、仕事のあり方がより快適な方向へ変わることを願っている。




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手作りマドレーヌ。
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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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