新型コロナウイルス。来年の展開を予想する。


12月19日の報道。
【オミクロン、急速に主流化 際立つ感染力、2日で倍増】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/149865

新型コロナウイルスの新変異株、オミクロン株が世界で猛威を振るい、主流化が急速に進んでいる。最初に報告した南アフリカでは既にデルタ株から置き換わり、欧米諸国でも市中感染が加速する。2日間で新規感染者が倍増するとされ、感染力の強さが際立つ。

オミクロン株はどうやらとてつもない感染力のようだ。

【オミクロン株 イギリスで急拡大 一日で1万人超の感染確認】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211219/k10013394451000.html

イギリスでは新型コロナウイルスの変異ウイルス・オミクロン株による感染が首都ロンドンを中心に急速に拡大していて、1日で1万人を超える感染が確認されました。専門家は今後、入院が必要な患者が大幅に増えるという見方を示し、警戒が強まっています。
保健当局によりますと、イギリスでは18日、新型コロナウイルスの新規感染者が前日に続いて9万人を超えました。
このうち変異ウイルスのオミクロン株の感染者は1万59人と前日の3倍以上に増え、累計でおよそ2万5000人となりました。
特にロンドンでは新型コロナに感染した人の83%がオミクロン株によるとみられています。

イギリスではそれまで猛威をふるっていたデルタ株から急速に置き換わっている。
一方で、今までの株より重症化せず、弱毒化しているのではないかとの報道もあるが、若年者やワクチン接種済の人の感染が多い現状でははっきりしたことはいえない。

今日僕が書きたいのは、オミクロン株の出現によりコロナ禍の終焉がみえてきたのでは、ということ。
これだけ感染力が強ければ日本ほど真面目にマスクをしない国々ではあっという間に広まり、世界的な集団免疫が成立する日も近いはずだ。
それが大きな混乱なく進行するか、それとも医療崩壊、多数の死者といった大混乱のすえに達成されるのかは、ひとえにオミクロンの毒性いかんということになる。
今の日本に必要なのは時間稼ぎ。
入国者の強制隔離を徹底して、オミクロン株の侵入を少しでも遅らせること。いずれ入りこむことは避けられないとしても、マスクや換気の徹底によりできるだけ拡大を遅らせたい。
その間にオミクロン株にも有効とされるブースター接種をすすめ、ファイザーなど有効な治療薬をできるだけ用意し、十分な医療体制を整える。
いずれ日本でもオミクロンの大流行が起きることは間違いない。しかし備えができているかどうかで、社会的混乱や医療状況は雲泥の差となるだろう。
それは間違いなく来年やってくる。そしてこれが最後の波となり、来年中にはアフターコロナになるはずと期待したい。
後はオミクロン株の毒性が弱いことを祈るのみ。
最後のひと波と信じ、国民一丸となって耐えぬくしかなさそうだ。



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息子と冬の公園にて。

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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