パラドックス界最高の問題? 「天国へと通じる道」をご紹介。


昨年Newtonが出した「パラドックス大図鑑」がよかったので紹介する。
以下はAmazonでの紹介文。

逆説、あるいはパラドックスとは正しい、あるいは一見正しく見える前提からおかしな結論が導きだされてしまうことです。
前提や、途中の考え方がまちがっていたり、あるいは、パラドックスそのものはまったく正しいのに,結論をおかしいと思う私たちの直感がまちがっているということもあります。
パラドックスは、言葉や数字、論理といった実体のないものもあれば、経済学や物理学などの分野で現実に確認されているものもあります。
パズルや思考実験のような昔からたくさんの人に考えられてきたパラドックスは、考え方を柔らかくし、視野を広げてくれるでしょう。
身近な生活や人間社会にもパラドックスはひそんでいます。
一方、SFのような遠い宇宙や未来を舞台にしたパラドックスもあります。
本書ではパラドックスを、その性質によって7つの章にまとめました。
順番に読んでもいいですし、気になった問題に挑戦するのもいいでしょう。不思議な逆説の世界をお楽しみください。

とのこと。
さて、今日紹介するのは「天国への道」。
有名だから知っている人も多いだろうが、よく答えを覚えていないようならぜひ挑戦してほしい。
唸らされるような良問なので、安易に答えを見てしまうのはちょっともったいない。

あなたが死んで、天国へ行く道をさがして歩いているとしよう。道が右、左の二手に分かれている。道のどちらかは天国に、どちらかは地獄に通じている。その分岐点には2人の天使がいる。この天使たちは、天国に通じる道を知っている。あなたは、天国への道がどちらなのかを知るために、その天使たちに一度だけ質問することができる。
ただし、この天使の1人は正直者でほんとうのことしか言わない。一方、もう1人はうそつきでうそしか言わないという。どちらが正直者で、どちらがうそつきなのかはわからない。そして、どちらも「イエス」か「ノー」としか返事をしない。
さて、あなたが天国への道を知るためには、天使たちにどのような質問をすればよいのだろうか。


たとえばあなたが「天国への道は右ですか?」と聞けば、一方の天使は「イエス」、もう一方は「ノー」と答えるだろう。これではどちらが本当なのかわからない。
ところがある聞き方をすれば、たった1つの質問でどちらが天国への道か知ることができるのだ。
ここで著書へのリンクを貼り、その下に解答を記すので、自分で考えたい人はここより下に画面をスクロールしないようご注意を。



さて、ここからは解答。
どちらかの道を指し、
「『この道が天国に通じる道か』という質問に対して、あなたはイエスと答えますか」
と聞けばいいそうだ。
もし天国に通じる道だとしたら、正直天使は「イエス」と答える。
嘘つき天使は「この道が天国に通じる道か」と単純に聞かれれば「ノー」と答えるのだが、その場合「あなたはイエスと答えますか?」と聞かれているので、嘘をついて「イエス」と答えることになる。
つまりその道が天国へ通じている場合、どちらの天使も「イエス」と答えることになる。
もしその道が地獄へ通じている場合には、どちらの天使も「ノー」と答えることになるので、こちらはぜひご自身で考えてみてほしい。
しかしこのパラドックスを考えた人って本当に頭がいいなあ。

せっかくなので明日もこの本からの良問を紹介したい。




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三男が小学校3年生の時に書いた絵。家族のお気に入り。

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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