Q.クリスマスにしろハロウィンにしろ、外国のお祭りをどうして安易に取り入れるんでしょうか? 妹は、そもそもハロウィンがなんの日かもしらず、「コスプレしても許される日」だと思っていたそうです。ほんと、なんのためにあるんでしょうか?
(33最、男性、公務員)
A.なんと、私もコスプレするための日だと思ってました。なんなんですかね? さっぱりわかりません。人間誰しも、うつつを抜かしたくて、その、うつつを抜かすきっかけが欲しいだけなんでしょう。私の周りには、そもそも、うつつを抜かした職業についている人がほとんどだから、ハロウィンのハの字も発音しません。俳優の仕事も煎じつめれば、しょせんコスプレですし。うつつが気の滅入るものであればあるほど、皆、そういった、うつつ感をうっすらぼやかしてくれるときを求めているのだと思います。オリンピックだってサッカーだって、彼らを本気で応援しているわけじゃありません。彼らを応援するという体裁を利用して、おのおのの、うつつを抜いているだけです。シャブをやるよりマシということで大目に見ましょう。
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。