医療従事者の前で下半身を出すのなんて、全然恥ずかしがらなくていいですよ!(知り合いでさえなければ…)


昨日からの続きで、直くんの入院体験記。
入院は午前10時で、手術は午後1時からと日程に無駄がない。
入院後は大まかな今後の流れの説明、必要書類の記載があり、その後、手術準備のため肛門周囲の剃毛および座薬(下剤)の挿入となる。
「看護師さんにそういうのをしてもらうのって恥ずかしくない?」
と思う人もいるかもしれないが、恥ずかしがる必要はまったくない。向こうはプロで慣れているし、退院後は会うこともない。
変に照れることなく、淡々と指示に従って処置をうければいい、というのが医師からのアドバイスだ(恥ずかしがられても医療従事者も困る)。
僕が(先日記事に書いたように)患部を出すのが嫌で外来受診が遅れたのは、街の皮膚科医が全員知り合いだからに他ならない。
知り合いの前でパンツをおろし、肛門を晒すのはさすがに恥ずかしいが、相手が見ず知らずの看護師なら何の抵抗もない、というのが僕の偽らざる実感であり、だから剃毛も座薬挿入も平気……のはずだった。

ところが、である。
担当の看護師は横向きになった僕のパンツを降ろし、ジョリジョリと剃毛を始めるや否や、気さくな口調で話しかけてきたのだった。
「皮膚科の内山先生ですよね」 ジョリジョリ
えっ?
「私、以前○○区に住んでいたから、先生の医院にはよくお世話になったんです」
ああ、それはどうも……。
「家族だと母もお世話になってました。話すときっと懐かしがると思いますよ。こんなところでお会いできるなんて、ビックリです!」 ジョリジョリ
もちろん僕もビックリだけど、何もこのタイミングじゃなくてもよくない?
そして横から覗き込む新人看護師たちに説明。
「内山先生の場合そうでもないけど、毛深い人もいるから男性の剃毛はしっかりね。最初のうちは終わった後、必ず誰かに確認してもらって」
いやそこ、内山先生じゃなくて「この患者さん」でよくない?
「はい、先生、剃毛終了です。これから下剤をお尻に2本入れますね」
……はい。

と予想外の展開にたっぷり冷や汗をかいてしまった。
入院後1時間でこの有様では、今後いったいどうなるやら……とあせりまくったが、終わってみればここが緊張のクライマックス。
下半身麻酔も手術もすぐに終わったし、6時間のベット上安静(足が動かないので安静にしているしかない)も読書、昼寝の繰り返しであっという間に終了。
翌日もテレビで大谷の試合をみたり(初ホームラン!)、山と持ち込んだ小説を読んだりしているうちに終了。術後の痛みもなくすべてが順調だったため、3泊4日の予定が2泊3日で退院することができた。
というわけで今週初めからは以前と変わらぬリタイア生活に戻っている。
医師、看護師、医療事務の皆さんにただただ感謝の3日間。初めて「入院患者」になることによる学びも多々あり、なかなかに有意義な体験だった。

心配して下さった皆さん、大変ありがとうございました。
7年にわたって患ってきた「次郎」ですが、これで完全に解ケツ、のようでございます…



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せっかくキッチンがあるのだから、と毎日コーヒーを楽しんだが、退院時の説明で「しばらくは酒とコーヒーは禁止」と知る。
やっちゃった _| ̄|○

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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