今日は3大幸福論のひとつを著したフランスの哲学者、アラン(1868年 - 1951年)は、による言葉。
“幸福だから笑うわけではない。 むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。”
まったくその通りだと思う。
このところ、セロトニンという言葉をよく耳にするようになった。これは神経伝達物質と呼ばれるものの1種で、腸や血液中の他、一部は脳内に存在し、頭をすっきりさせたり、心のバランスを整えポジティブで安定した状態に保ったりする作用をもつことがわかっている。
笑いにはこのセロトニン神経を活性化する作用があるのだ。
おかしいことがなければ、思い出し笑いでもいいし、つくり笑いで、口角を上げてみるだけでもいい。それでも多少は気分が上向くことがわかっている。
笑顔なく日々を過ごすことは「憂鬱になる薬」を服用しているようなものなのだ。
また人間の脳は様々な情報を相当無茶なやり方で補正していることがわかってきている。
たとえば右手を上げる動作。
僕らは当然、まず右手を上げようという意思をもち、それから手を上げていると信じているが、実は手を動かす信号のほうが意思よりも先に発せられることがわかっている。
つまり右手は自分の意思とは無関係に上がり、その一瞬後に腕を上げようという意思が生じ、脳はその順番を逆に処理しているようなのだ。
であれば微笑みが幸せに寄与することも簡単に説明できる。笑うことによって、自分は幸せなのだと脳が勘違いしてくれても、まったく不思議はないのだ。
とにかく微笑みは大切。
今日1日、試しにできるだけ笑顔で過ごしてほしい。そうすれば、アランの言葉の信ぴょう性を、実感してもらえると思う。
笑う門に福が来るかどうかは保証の限りではないが、幸せがやって来ることはまず間違いなさそうだ。
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