お金で得られる幸福は限局的だけど、それでもコツはあるようですー「実践 幸福学」を読んで1


今日から数回にわたり紹介する予定なのは友原章典著「実践 幸福学ー科学はいかに幸せを証明するか(NHK出版新書)」。


以下はAmazonでの解説。

「幸せはお金では買えない?」「お金に執着する人は、不幸になりやすい?」「お金持ちは、貧乏な人よりも幸せ?」…こうした疑問に科学はどう答えるのか。行動経済学の専門家が、最新の「幸福学」の知見とデータをもとに、一人一人の特性に合った「幸せ」を提唱する。

著者について
青山学院大学国際政治経済学部教授。早稲田大学政治経済学部卒。
ジョンズ・ホプキンス大学大学院Ph.D.(経済学)。米州開発銀行、世界銀行コンサルタントから、ニューヨーク市立大学助教授、UCLA経営大学院エコノミストなどを経て現職。
近刊に『移民の経済学』、ほかの著書に『幸福の経済学』『理論と実証で学ぶ 新しい国際経済学』『国際経済学へのいざない(第2版)』など。

なかなか興味深い経歴だ。1969年生まれだから僕とほぼ同い年にあたる。
まずは本ブログでもよく取り上げるお金と幸せの関係について。

結局、お金で幸せになれるのでしょうか。結論として、ある程度の影響はありますが、それほど重要とまでは言えません。もちろん、お金はないと困りますし、あったほうがよいに違いありません。ただ、他の要因のほうが、より大きな影響があります。経済学的には、所得よりも失業やインフレのほうが重要だとされています。

「お金で幸せは買えない」とまではいはないが、お金が幸せに与える効用は一般に考えられているよりははるかに小さいということ。僕も再三書いてきたとおりだ。

お金も使いようです。その使い方を少し工夫するとよいでしょう。たとえば、何かを体験することは、モノを買うより、幸せに感じます。

これも繰り返し指摘してきたつもり。僕自身、交友や家族旅行といった体験にはかなりお金を使うが、物欲を満たすための出費は非常に少ない。
加えて言えば、年々物欲自体が弱まっているのを如実に感じている(これが人間的成長のためなのか、単に加齢によるものなのかはわからない)。

自分にお金を使うより、他人に使った方が幸せになれるということです。毎月の支払のうち、自分へのご褒美や経費などの自分のために使う支払いは、幸福感とは関係が見られません。しかし、他人への贈り物や献金をした時には、幸福感が高まります。

これも同意。
実際、僕の出費のほとんどは家族や友人、時に公のためであり、自分個人のためにはほとんどお金を使っていない。
高価なものを買って得られる幸福などたいしたものではないと考えており、僕の場合、こうやって本で知った知見をブログを通じて紹介するような行為のほうがよほど幸福感を得られる。
……我ながらなんとも安上がりな人間だ。

明日もこの本からの紹介を続ける。






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近所の店からテイクアウト。ドネルケバブ(チキン)。

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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