アンドレ・ジッド “幸福になる秘訣は快楽を得ようとひたすらに努力することではなく 努力そのもののうちに快楽を見出すことである。”

今日はノーベル文学賞も受賞したフランスの作家、アンドレ・ジッド(1869年- 1951年)の名言。

“幸福になる秘訣は快楽を得ようとひたすらに努力することではなく 努力そのもののうちに快楽を見出すことである。”

これも本当にその通りだと思う。
手前みそではあるが、自著"幸せの確率 あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ"から引用したい。

子供たちと公園に遊びに行く時、子供たちはただ歩くのではなく、道中で色々なことを発見しますし、自分がみつけたものに夢中になって、そこから動かなくなってしまうこともあります。そのような場合、「公園で遊ぶ」という明確な目的意識を持った私たち大人は、スケジュールからはずれることを嫌い、イライラしたり、時には「さっさと行くぞ」と子供たちを叱ったりします。子供たちにとっての胸躍る外出は、家を出てから帰るまで続くのに対し、私たちは公園に行くと決めたら、往復の時間を余分な労力やロスタイムとみなしてしまうのです。でも、その時をより楽しんでいるのはどちらでしょうか? これはきっと、子供たちの方が正しいのです。
例えば、ジョギングだって同じこと。健康のために仕方なくやっている人は、走っている途中から、ノルマを果たしたことによる充実感や、シャワーを浴びる爽快さといった、走り終えた後のことを考えがちですが、ジョギングを真に楽しむ人は、走る行為自体から、すでに大きな喜びを感じています。筋肉を躍動させ、血液をしっかりと巡らせることの充実感や、肌をつたい落ちていく汗の感触を、移り変わる自然と、それが奏でる音や香りを、そして時には、すれ違うジョガー達との気さくな交流を、現在進行形で楽しんでいるのです。実際、走っている時間は長いのに対し、走り終えたことによる満足感は、あっという間に色褪せてしまいます。

僕らは成功から得られるのと同じくらい、あるいはそれ以上の幸せを過程から得ることができるということが、幸福学の研究によってわかってきている。

結果としての快楽による喜びは、あっという間に霧散する。
幸福に生きたければ、その過程にこそ喜びがあることを知る必要がありそうだ。




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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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