瞑想はごく短時間でよい。むしろその短時間で得た感覚を日常生活にいかに生かすかが重要、に納得です。―頭を「からっぽ」にするレッスンより


瞑想を始めて15年ほどたつが、あまりうまくいっていなかった。
現役時代は1日10~20分程度の時間を確保するのも難しく感じたし(今考えればそんなわけはないのだが)、子供が小さいと「静かな瞑想環境」を確保するのが難しい。
たまに試みてもさっぱり深まらず、深まらないからつまらない。たまにはりきって数日間は続けるが、じきに飽きてやめることの繰り返しだった。
唯一達成感があったのは、4日間ほぼぶっ続けで瞑想をした経験。
4~5年前だっただろうか? 妻子が4泊5日でスキー合宿に参加するというので、その間ひとりで留守番し、ひたすら瞑想に励んでみようと思った。
朝から晩まで、座る瞑想と歩く瞑想を交互に行い、時に立つ瞑想をはさむ。
最終日には「感情が浮かぶ瞬間」をかなり詳細に観察することができ、自分の感情、しいては自我なるものがかなり無根拠で、信頼に足りないものだと理解した。
ならその後も続ければよさそうなものだが、「日々の生活に瞑想を取り入れる」という習慣がやはりうまく作れず、また、「長い時間の瞑想でないとあのときのような強烈な体験にはならないんだよな」という気持ちもあって徐々に瞑想から遠ざかり、すると鮮明に印象に残っていたはずの感覚も薄れてしまい……。
そんな中で会ったのが、今日紹介する本『頭を「からっぽ」にするレッスン(辰巳出版)』だ。


まずはAmazonから著者の照会。

プディコム,アンディ
イギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタント。元仏僧。大学在学中に僧を志しアジアに旅立つ。世界各地の寺院や僧院で修行を積んだのち、チベットの僧院で正式な仏僧となるが、2004年にイギリスに帰国。その後、瞑想普及のための団体“ヘッドスペース”を創設。「瞑想を誰にとっても身近なものにし、なるべく多くの人に瞑想にしたしんでもらいたい」との理念をもち活動に励んでいる。

ちなみにこの本は日本では最初は2011年に出版されたのだが、ビル・ゲイツが2018年、2020年と2度にわたり「読んでおくべき1冊」として推薦したことを機に、アップデート版として再刊行されたとのこと。
この本で推奨されている瞑想の特徴は、
「瞑想はごく短時間でよい。むしろその短時間で得た感覚を日常生活にいかに生かすかが重要」
という点であるように思える。
これは「瞑想は長く深いほどいい」と考え、うまく長時間瞑想できないために苛立つことが多かった僕にとっては目からウロコの発想だった。
この本の手技を1カ月前から実生活にとりいれたところ大きな効果を僕自身実感している。

とはいえ今でも「瞑想って、なんか怪しくない?」と感じている人も多いと思う。
今日は瞑想の効果について多くに人に説得力をもつであろう部分を本書から抜粋する。

瞑想はより具体的な目的にも利用されています。イギリスの国立医療技術評価機構(NICE)に使用を承認されて以来、瞑想(医療の用語ではマインドフルネス)は様々なストレス性症状の治療に用いられてきました。代表的な症状には、慢性不安、うつ病、怒り、依存、強迫行動、不眠、筋肉の緊張、性機能不全、月経前症候群(PMS)などが挙げられます。
(中略)
瞑想がこんなに幅広いメリットをもたらすことは、にわかには信じがたいかもしれません。けれども考えてみれば、心が関係する行動ならなんでも、瞑想によるメリットがあるのです。人生のすべては心を通じて経験されるのですから、人生における幸福感や充実感も、他者とのよい人限関係も、すべては心しだいです。だから、毎日何分かを費やして心のトレーニングやメンテナンスをするのはむしろ当然の常識でしょう。

「むしろ当然」と感じて頂けただろうか?
今週はこの本の紹介を続ける予定。




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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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