ひたすら瞑想をする必要はない。もっと柔軟でいいという発想に目からウロコが…。


引き続きビル・ゲイツ氏推薦の瞑想本、『頭を「からっぽ」にするレッスン(辰巳出版)』を紹介する。
繰り返し書いて来たように、本書での「瞑想はごく短時間でよい。むしろその短時間で得た感覚を日常生活にいかに生かすかが重要」という考えに大いに感銘をうけた。
しかし昨日も書いた通り、それ以上踏み込んで、具体的なやり方を紹介することは本ブログでは避けたい。
というのも僕の要約による半端な理解で瞑想をはじめると、失敗に終わったり、あるいは大きな回り道になる可能性が高いからだ。
実際に紹介されている瞑想法を学びたい人には、やはり本書を手に取ってもらう必要がある。
というわけで本ブログでの紹介目的はあくまでも「雰囲気を伝えるため」であり、瞑想のエッセンスが得られるものではないとご理解いただきたい。
僕の抜粋を読んでこの本に惹かれるようなら、ぜひ手に取ってみてほしい。


今日も何か所かを引用。

p32
私は「からっぽ」という言葉を選びます(内山注;「幸福」ではなく)。これは、その時の一時的な感情がどうあれ、つねに心の底にある落ち着きや充実感、揺るぎない満足感をあらわしています。「からっぽ」は表面的な感情に左右されません。たとえ悲しみや怒りの中にあっても、喜び笑っている時と同じようにはっきりと感じられるものです。本質的には、どんな思考が渦まいていても、どんな感情を抱えていても「平気でいられる」ということです。たとえ瞑想がまったくはじめてでも、いい気分になれることが多いのはこのためです。(中略)これには人生を一変させるほどの効果があります。

p84
感情が浮かんでは消えていくのにまかせることを学び、心の奥にこの意識と視野を保っていれば、どれほどやっかいな感情が襲ってきても、それがどんなに強烈でも、つねに平気だと感じられます。

p102
あなたはどうかわかりませんが、私はずっと、瞑想における深い理解とは、日々の体験を瞬時に一変させる知恵のひらめきのようなものだと考えていました。けれども振り返ってみると、それは実際にはもう少し段階的なプロセスです。深い理解とは、だんだん心のことがわかってきて、起こっていることをしだいにはっきりと把握できるようになることと考えたほうがいいでしょう。そしてこの深い理解が増していくことが肝心なのです。

p158
男性は言葉を失いました。心の修行について自分が誤解していたことに気づいたのです。私自身を含むたくさんの人と同じように、彼もじっと座って瞑想をしている時でなければ、心のトレーニングはできないと思い込んでいたのです。けれども、心のトレーニングはもっとずっと柔軟なものです。何をする時にも同じ心の状態になれる。マインドフルネスの実践はそのことを教えてくれます。

僕も大いに誤解していたと認めざるをえない。
この本を読んでから毎日10分間の瞑想を欠かさず、かつその他の23時間50分(眠っている時間を含めて!)をできるだけマインドフルに過ごすよう心掛けている。
もちろんうまくいく時間はまだまだ少ない。心の中で感情が暴風雨のように吹き荒れ、時間がたってからようやく荒涼とした心中に気づきがっかりすることもある。
でも「その瞬間を生きる」ことうまくなってきた実感はあるし、気持ちが充実している他、(たまたまかもしれないが)体調もすこぶるいい。
ついでにいうと勝手に食事の量が減り、アルコール摂取量が減り、体重も2kgほど減った。自分が本当に求めているものの「質」と「量」に少しずつ目覚めてきたのだとしたらうれしい。

ひとりでも多くの人が瞑想の恩恵を受けられますように。
明日もこのすばらしい本の紹介を続ける。




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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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