リタイア後のバイトは賃金にこだわらないほうが幸福につながる!? 「単純な脳、複雑な私」1

池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)の紹介。
脳研究者である著者が、母校で行った脳についての講義を書籍したもの。
少し古い本なのだが、これが実におもしろい。

たとえば、仕事の報酬と仕事のおもしろさとの関係が書かれている。
ふたつのグループに単純作業を与え、グループAには高めの報酬を、グループBには低めの報酬を与えると、どちらが仕事をおもしろく感じるのか?
ぱっと考えるとAのような気がするが、実は低報酬のグループBのほうが仕事がおもしろかったと答える人が多いのだとのこと。

Aの場合、「自分たちが働いているのはカネのため。いいカネをもらえるから、おもしろくもない作業でもやっているんだよ」と自分を納得させることができる。
一方Bでは、賃金が安いから、自分を納得させるために、「仕事がおもしろいからやっている」と考えざるをえなくなるのだそうだ。
そういえば、子どもへの教育方法でも、勉強をしたことに対して報酬を与えると、学ぶ喜びを得にくくなると聞いたことがある。
それも同じ理屈なのだろう。
僕らは経験から感情が変化し、感情を元に行動を決めていると信じ込んでいるが、実は無意識のうちに感情のほうを行動に合わせているということになる。

見返りがあると、行為に喜びを見出すことが難しくなるのであれば、幸せに生きるには、見返りを求めないことが重要なのかな、という気がしてくる。
アーリー/セミリタイア後、バイトなど、ちょっとした仕事をする人は多いと思う。
そんな時は、より興味のあるものを、時給にとらわれず選択するのが、幸福度の高いリタイアライフには適しているということになりそうだ。

となると・・・。
楽しんで原稿を書き、しかしせっかく出した本がなかなか売れず、さっぱり印税が入ってこない僕など、アーリーリタイアの理想形かもしれない。
・・・なんて、コジツケだよねぇ。 |;-_-|=3

明日はこの本からもうひとエピソードを紹介したい。



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ラザニア。この中にどれだけのほうれん草が入っているかというと・・・。

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ラザニアやカレーなど、子供の好物には大量の野菜を仕込む。我が家の鉄則。

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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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