70畳のリビング、専用のゴルフ練習室、ホテルのような洗面・浴室。友人が夢のような豪邸を建てた

今からちょうど数年前の話。友人が豪邸を建てたので、遊びに行ってきた。
延べ床面積700㎡超。70畳のリビングダイニングに、それぞれのための個室。半屋外のガーデンリビングもあって、これがまた20畳はありそうだ。
さらには彼専用のゴルフ練習室まであって、2方向から録画し、フォームをチェックできるようになっている。
大型の外車が3台余裕で入る駐車場。玄関は家族用と来客用のふたつ。
建築好きの僕としては、実に胸躍る時間を過ごさせてもらった。

豪邸が欲しいかと言われれば、欲しい。僕だって以前はそれなりに人気のある開業医だったから、アーリーリタイアせずに仕事を続け、豪邸のひとつも建てるという選択肢もなくはなかった。
そうしなかったのにはそれなりの理由がある。
まず気になるのは維持費。家が大きければ、光熱費や固定資産税はかなりの額になる。
建設費用は覚悟を決めて払えば終わりだが、維持費のほうは自分が死ぬか、家を手放すまでずっとつきまとってくる。
買った時はよくても、10年後、20年後、子供たちが巣立ち、自分も年老いた時になっても、豪邸を維持するお金と手間を使い続けなければならないことになる。
気が重くなってきてしまう。

さらに、心理学で言われる「快楽順応」。
人が環境の変化に慣れる能力には目を見張るものがあって、いいことであれ、悪いことであれ、かなり短期間で順応してしまう。
わかりやすい例がテレビ。
大型のテレビを買うと最初はその迫力に興奮するが、1~2週間で簡単に慣れてしまうことは、誰しも経験があるのではなかろうか。
豪邸もおそらくは一緒だ。僕には豪邸を所有する友人が何人かいるが、みな異口同音に、住み始めた時の喜びはそう長くは続かないと話している。
感動が終わった後も前述した維持費や固定資産税は続くと考えると、これはちょっと怖い。

僕自身は家族5人でマンションに住んでいる。間取りは注文できる物件だったので、個室を狭くし、できるだけリビングダイニングを広くとった。
家族は相変わらずこのリビングダイニングで、起きている時間の大半を過ごす。
子供たちの学校の宿題、楽器の練習。
妻の計画整理や家事。
僕の執筆、読書。
全部、リビングダイニングだ。
適度な広さのこの部屋さえあれば十分幸せな僕は、なんとも安上がりな人間だと自分でも思う(笑)。




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こだわりの丸テーブル。我が家の活動のほとんどはここで行われる。

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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