宴会は1次会で帰る派? それともとことん付き合う派?~ アーリーリタイア後、僕に起こった変化とは


先週、先々週と続けざまに宴会に参加した。宴会の類いが続くのは、僕にしては珍しい。特にコロナ禍では初めてだと思う。
どちらかというと宴会より、親しい友人とごく少人数で深く語り合うほうが好きだ。人数が増えれば皆で楽しめる話題は限られてくるし、時として正直な意見を言うことも差しさわりがでてくる。
だから人数の多い飲み会には参加しないことが多い。
ただし、もちろん例外はある。今回でいえばひとつは旧友らとの再会であり、ひとつは友人の送別会。
こういう会であればもちろん顔を出したいし、そもそもテーマがあっての会だから共通の話題に困ることもない。
そんな中、今回試みたのは1次会で帰るということ。
僕の周りは酒飲みが多く(類は友を呼ぶというやつです)、2次会、3次会と夜半まで飲むことがほとんどだ。
しかし僕は以前から、「宴会は1次会が一番楽しいのでは?」と感じていた。2次会になると酔いすぎた人も出てくるし、人疲れのようなものも感じはじめる。
最近酔うと記憶が飛ぶようになり、数時間もいたはずなのに、翌朝、何を話したのかさっぱり思い出せないこともある。
そして二日酔い。アーリーリタイアしたんだから二日酔いくらい平気じゃない? と思うかもしれないが、僕の感覚としては逆だ。
現役時代は我慢して仕事をしていれば、いつの間にか二日酔いは治っている。
アーリーリタイアした今、日中をせっかく快適にやりたいことをして過ごしているのに、二日酔いによってそれが妨げられるのはどうにも不快だというわけだ。
早く帰ると決めていれば1次会では飲むペースを気にすることなく、ぐいぐい飲める。実に気分がいい。

というわけで両日とも夜10時には家を帰った。カフェインの入っていないお茶を飲み、少し酔いをさましてから床に就く。
翌日は気分爽快であるのはもちろん、記憶もしっかりあるし、飲みすぎて犯した失敗を後悔することもない。
僕以外は全員次の店に行ったようだから(みんな、よく飲むなあ)、不義理をしたような罪悪感がないわけではないが、僕が先に帰ったことなんて誰も気にしていないはずだ。

今日の記事を簡単にまとめると、この年になってようやく深酒をしないで切り上げる習慣が身についてきたということ。
そんなのは普通だろうと思う人もいるかもしれないが、実情はそうではない。多くの人が、「ここで帰るのが賢明なのはわかっているんだけどなあ」と思いながらも、つい2次会、3次会へと連れ立って、結果として飲みすぎてしまう。
僕だって現役医師時代はそうだった。
今、なぜその悪癖を断つことができたのか。
これは簡単で、ストレスがないからだと思う。ストレスがあれば判断力が鈍るし、それを発散させたくて快楽にどん欲になる。
わかっちゃいるけどやめられない、というわけだ。
ストレスが少なければ深酒を避けるのは容易だし、翌朝は快適に目覚められる。
アーリーリタイアのメリットは、こんなところにもありそうだ。




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我が家の定番。辛ネギ・チャーシュー・味噌ラーメン。

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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