クリスティナ・ロセッティ “覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい”~幸せの名言

今日はイギリスの詩人であり、画家、クリスティナ・ロセッティ(1830~1894)。ダンテの妹だそうだ。

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名言はこれ。

“覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい”

前回、遺伝子プログラムに逆らって、楽観的になる方法があると書いた。この名言がそっくりそのまま当てはまるのだ。
脳科学分野において、「物事は記憶しなければならない」という思い込みを捨てることにより、楽観的になれるとされている。
幼少時から記憶学習の大切さを叩き込まれてきた僕らは、そもそも忘れることに対して抵抗があるし、人から受けた恩義を忘れるようなことがあれば、後々の不義理につながりかねない。
しかし記憶にこだわると、嫌な出来事から解放されにくくなり、悲観的な傾向を強めてしまうのだそうだ。
どうしても必要なことは、メモを残せばいい。そして、どんどん忘れよう。「忘れてはいけない」の呪縛から解き放たれることによって、楽観回路が働き出し、気持ちが楽になっていくはずだ。
さらに笑うことも有用だ。笑うことの効用は以前にも述べたが、気持ちを楽観的にする作用があることも知られている。
つまり「忘れて微笑む」ことにより、2重の意味で僕らはより楽観的になることができるのだ。

「すぐ忘れて笑ってるなんて、バカみたいじゃない?」
と首をひねったあなたは正しい。
幸福であるためには、多少「バカみたい」であるほうがいいのだ。
お利巧過ぎるのは不幸なだけでなく、肩が凝るし、何よりも人からは好かれないことが多いので、日常の立ち居振る舞いとしてはお薦めできない。

とはいえ周囲から呆れられ、信用を失っても困るので、それも程度問題ということで。



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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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