アーリーリタイアをして好きなことだけをして生きるようになったら、時間の流れ方が変わった。


アーリーリタイアをして好きなことだけをして生きるようになったら、時間の流れ方が変わった。

1日という単位で区切れば、時間の流れは明らかに早くなった。文章を書いたり、本を読んだり、運動に打ち込んだりしていると、あっという間に夕刻になる。
そこからは子供の勉強をみたり、一緒にテレビをみたりという具合に家族と過ごすことが多い。
それが面倒な時は、子供たちが騒がしくしている室内からベランダに出て、1杯始めることもある。幸い家族から顰蹙を買うことは(今のところは)なく、みな、不良親父に好き勝手させてくれている。
家族と夕食を楽しんだ後は、やはり飲みながら妻と話をしたり、妻が忙しそうならテレビで映画を見たり。
そんなふうに過ごせば、すぐに寝る時間だ。あっという間に1日が終わってしまう。

現役医師時代は、もちろん日によってだが多くの患者さんの診療にあたりながら、
「まだ○○時? さっき時計を見てから10分しかたってないじゃん!?」
なんてことも多かった。気分が乗らないと時間の流れがいかに遅くなるかは、みなさんにも散々経験があることと思う。
今、1日が早く過ぎるということは、気分良く物事に向き合えているということに相違ない。

ところが1カ月、あるいは1年という長期でみると、逆のことが起こっている。
こっちに関してはアーリーリタイアしてから、月日の流れが遅くなったのだ。
例えば家族で過ごした正月が、たった半年ちょっと前だったということが信じられない。遠い昔のことのように感じてしまう。
普通は年齢を重ねると、月日が経つのが速く感じられるようになる。小学校1年生から2年生、そして3年生になる1年間がどれだけ長かったことか。
逆に年をとれば1年などあっという間だとよく言われる。生涯のその時々における時間の心理的長さは、年齢に反比例するとされていて、本当にその通りだと思う。
そしてその理論で計算すると、人生を「体感量」でみた場合、20歳で一生の半分が終わっていることになるのだそうだ。
53歳の僕は、すでに人生の8割を終えていることになる。

幼少期に時の流れを遅く感じるのは、日々新たな経験をし、学ぶことが多いからという要素も大きいはずだ。
同じような日々なら、月日はあっという間に過ぎ去ってしまう。アーリーリタイア後、僕が時の流れを遅く感じ始めたのは、今までにない経験をしたり、対処したことのない課題に取り組んだりする機会が増えたからだと思っている。
時間の流れを力ずくで押し返しているような、不思議な感覚だ。

僕が何歳まで生きるのかは、もちろんわからない。
しかしアーリーリタイアを達成し、日々好奇心にあふれた活動を展開することにより、惰性で生き続けるのと比べ、人生の体感量は確実に増えているはずだ。
だとしたら、実に気分がいい。
あのまま働き続けていたら、月日は加速しながら流れ続けていたことだろう。
自由な日々を謳歌しながら、人生をより長く楽しむことができるのだとしたら、なんとも愉快な話ではないか。

物質的豊かさよりも、自由、自主性といった贅沢を大切にする生活。
やはり、お薦めだ。



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フルーツたっぷりの牛乳寒天。

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内山 直

作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。

「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。

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