お金はいずれどうでもよくなり、時間や交流が大切になってくる~「本当の大人」になるための心理学

今日は「本当の大人」になるための心理学 心理療法家が説く心の成熟 (集英社新書)の紹介。
著者は諸富祥疲彦さんという心理療法家。
1963年生まれだから、僕より5歳年上ということになる。

共感するところが多いな、と思いながら読み進めたのだが、それもそのはず、ユングやマズローからの引用が多い。
僕の考え方もそれらの偉人たちから大きな影響をうけているので、この本の著者と似た思想になって当然、ということになる。

この本のAmazonでの内容紹介。

“今は、大人が真に内面的に成長・成熟した人間として、心から満たされた人生を生きるのが難しい時代である。なぜか。それは、今の日本社会では「いつまでも若々しくあること」といった外的な活動性ばかりに価値が置かれて、「中高年期における人格的成長・成熟」を重視する価値観が育まれてこなかったからである。本書は、人格的に成長・成熟した大人として「心から満足のいく人生を生きたい。悔いなく人生中盤以降をまっとうして生きたい」、そう願っている人のために心理療法家が分かりやすくその理路と方法を説いたガイドブックである。”


いい文章がたくさんあるのだが、あまり多くを引用するのも申し訳ないので、あえて本編を避け「はじめに」と「おわりに」の部分から気に入ったところを紹介したい。

まずは、「はじめに」から

“未成熟な単なるまじめな人というのは未来志向性が強くある。何歳になっても、心は子どものままで、未来の目標達成のために現在のこの瞬間を犠牲にしています。子どもの時の優等生主義のまま生きていて、そこから脱却できない未熟な人なのです。”


そして、「おわりに」から

“50歳を過ぎると、人生で実はどうでもよいものと、どうでもよくなくないもの、真に大切なものとそうでないものとが、はっきりしてくる。
どうでもよくなってくるものは、地位や名誉やお金である。
逆にどうでもよくないもの、真に大切なものは、「時間」である。
生きるとは、「時間」を生きることであるということが、いっそうわかってくる。
同様に、真に大切なものは、このいのちに与えられた「使命や課題」である。
また、かけがえのない他者との「深い交流」である。
ひと言で言えば、魂を満たしつつ、日々の時間を過ごすこと。「魂の充満」ということを尺度に生きていかなくては、いつ死が訪れても悔いが残らない生き方は、とうていできないということがわかってくるのである。
ユングにならって言えば、30代後半までの人生前半の課題は「しっかりと、地に足をつけて生きることができるようになること」である。一方、40代半ば以降、人生の課題は「天を仰ぎ、天の声を聞いて、天から与えられた使命を果たすこと」へと転回する。
(中略)
50代にとって賢明な生き方とは、一方で健康長寿を目指して、睡眠と食事と運動に気を遣ったストレス負荷の少ない毎日を送りながら、しかしその一方で同時に、「もうし残したことはない、と心から思える濃密な人生」を生ききるように心がけながら、日々を過ごすことであるということになろうか。
(中略)
私たち中高年に残された時間というものは、とてつもなく、かけがえのない、いとおしいものだ。
1つひとつの仕事を、心をこめておこなうこと。
愛する人たち、大切な人たちとの時間を持つこと。
日々を味わい尽くすこと。
貪欲に、かつ、着実に、この世で自分のいのちに与えられた使命、魂のミッションを果たしていけるように、日々を濃密に送っていきたいものだ。“


人生に迷いを感じ始めた、アラフォー、アラフィフ世代にぜひ手にとってもらいたい内容だ。
僕も著者同様、年とともに地位や名誉やお金の意味は薄れ、時間の重要性が増してくると考えていて、それがアーリーリタイアという選択肢をとった大きな理由のひとつだ。
それについては、自著「幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ」で詳述しているので、興味のあるかたはぜひ手に取ってもらいたい。

人生を違う角度から見直すきっかけになってくれればと思っている。

日曜日、朝7時半ごろ 内山

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おやつ。

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内山 直

2016年、47歳でセミリタイア。地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で、遺伝が50%。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってきます!

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