去年の秋、「我が家の英語学習法」なる記事を上げ、下のように結んだ。
https://fire-earlyretire.com/blog-entry-644.htmlとりあえず現時点で僕に書けるのはここまで。いろいろと工夫しながらよりよい英語学習法を模索している最中だ。
できれば1年後、子供たちの英検2級合格の報告とともに、さらにブラシュアップされた英語学習法を紹介できればと思っている。
今年の秋、息子たちに英検2級を受験させる予定でいたのだが、小学校6年生の三男は冬に中学受験を控えているため、フライングで6月に1次、7月に2次試験を受験させた。
結果は見事合格で、ほぼ準1級レベルの高得点で合格することができた。
やはり我が家の英語学習法は間違っていない! と自信を深めたところで、そのノウハウを再度紹介したい。
まずは「僕が子供への英語教育を重視する理由」から。
僕はそれほど子供の教育に熱心ではないが、英語だけは自分でしっかり教えている。
一番の理由は英語教育は親ができる数少ないことのひとつだから。
下図の下段中央に注目してほしい。

才能の発露において、ほとんどの分野は遺伝(青色)と非共有環境(緑)で決まり、親が与えられるもの、すなわち共有環境(橙)が影響を与えられるのは外国語くらいなのだ。
(環境について詳しくは右記事参照
https://fire-earlyretire.com/blog-entry-632.html)
下段左の学業成績と中央の才能とで共通する音楽、数学(算数)、スポーツ(体育)を比べて見ると、共有環境は小学生時の成績には大きな影響を与えるものの、最終的には遺伝と非共有環境に取って代わられることがわかる。
それらの分野で熱心に教育する効果は初等教育止まりで、中学受験をするような場合を除けばあまり意味がないのに対し、語学だけは意義が残るというわけだ。
ほとんどの学習において最終的には個人のもつ才能が問われる。
算数の先取り教育をすれば、高度な数学においても高い能力が発揮できるかといえばそうでもない。残念ながら才能がなければあるところで必ず行き詰る。
しかし語学なら才能の有無に関わらずかなりのレベルまで伸ばすことができる。これは相当頭が悪い日本人でも日本語はペラペラであることから容易に理解できるはずだ。
加えて日本ではそもそも英語教育のペースが遅すぎる。実質的な英語教育が中学から始まる国など、世界的にみても珍しいのではなかろうか?
中学3年生になってようやく現在完了形を習うようでは、英語を感覚的に理解することは困難だ。基本的な英文法の修得は小学生のうちに終えておくべきだろう。
さらに僕の場合は地方都市在住なので、首都圏の進学校のような「先取り学習」が一般的ではない。
もちろん家庭学習で先取をさせることはできるが、その場合、学校での授業は完全に復習になってしまい効率が悪い。
そこで英語以外はいっさい先取りせず、その代わり英語だけを大幅に先取りするようにすれば、上述した非効率性は大きく改善し、かつ将来大学受験において全国区の勝負になったとき、首都圏の生徒たちと同じ量の受験準備時間を確保することができるというわけだ。
僕に言わせれば、あらゆる要素・状況が、
「小学生には英語を勉強させろ!」
と指し示しているのが今の日本なのだ。
というわけで明日からは僕が子供たちに施している英語学習法を紹介する。
これはもちろん、英語を話せるようになりたい大人も活用できるので、乞うご期待。
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