なるほど、「閉」ボタンを押さない生活か、と興味深く読んだ。p114
“わたしがハワイで生活するようになって、まず最初に驚いたのは季候でも料理でもなく、エレベーターでした。現在わたしが住んでいるコンドミニアムは47階建てなので、1日に何度となくエレベーターを利用します。はじめにびっくりしたのは、エレベーターのドアの開閉速度が信じられないくらい遅いこと。(中略)
当然、わたしは「閉」ボタンを押したくなるのですが、同乗している住人たちは誰ひとりとしてそんな素振りを見せません。たとえ乗り降りする人がいなくても、そのまま静かに見守っているのです。エレベーターによっては、最初から「閉」ボタンのついていないものさえあります。“
日本でも田舎に行くと、「閉」ボタンを押さない地域もあるのだろうか?“ちなみに、同じアメリカでもニューヨークのような大都市でエレベーターに乗ると、やはりみんな「閉」ボタンを押すようになります。ですからこれは日本人の国民性というより、都市の環境が人を急がせ、余計なストレスを生み出す仕組みになっているのでしょう。”
スポンサーリンク
内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。