そして、Facebookの使用を一旦休止するように言われた被験者は、Facebookを使い続けたグルーブに比べ、生活満足度も集中力も上がったとこと。p163
“この調査によると、たとえばFacebookの利用と生活満足度には、明らかな相関関係が見られました。Facebookを使えば使うほど、人は悲観的になるのです。その2週間、Facebookを使用する頻度が高ければ高いほど、幸福だという感情が湧きにくくなることが分かりました。”
僕自身、ヘビーユーザーではないが一応はFacebookアカウントをもっており、友人の近況はたまにチェックしている。p176
“周りの人からの影響も重要性を持つでしょう。私たちは自分自身と他の人の人間関係を比べることもあります。孤独の研究により、1年のうち孤独を最も感じやすいのは、春と夏であることが分かりました。これは孤独な人たちが、寒い季節よりも、春と夏のほうが公園や海岸などの公共空間で他の人たちが交流する様を目の当たりにしやすいからです。
ソーシャルメディアでも原理は同じです。他の人たちが豊かな人間関係を送っていると絶えず思い知らされることは、孤独な人たちに、より一層孤独を感じさせ、幸福度にネガティブな影響を及ぼします。“
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。