テーラワーダ仏教の長老、アルボムッレ・スマナサーラも著書『心は病気(サンガ)』の中でこう書いている。“殴られた痛みはいつかなくなるが、侮辱された言葉は永遠に残る”
人を侮辱すること、プライドを傷つけることの戒めはあちらこちらで散見される。p43~
“誰かに少しでもプライドを傷つけられたら、その人は永久に相手のことを嫌います。でも、心と言うのは大バカ者ですから、人をバカにしたり相手の立場を壊したりということを、気づかないうちにやってしまうのです。”
そういえば、先輩医師でも、“次に、相手に対しての心構えについて。
とにかく重要なのは、「プライドを傷つけないこと」。
相手に対して腹立たしい思いをしたりした時に、反論したり、席を立ったりするのはかまわない。それでも、決して相手のプライドを傷つけたりはしないことが肝要だ。
皆さんのまわりに、人を小馬鹿にするような言葉をつけ加えることが、なかば習慣化しているような人はいないだろうか?(いわゆる、一言多いタイプだ)
あるいは、誰かが間違ったことを言うと、まるで鬼の首を取ったかのようにそれを指摘する人は?
そういう人が素敵な仲間に囲まれているということは、普通はなさそうだ。“
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内山 直
作家、医師、医学博士。
1968年新潟県新潟市に生まれる。新潟大学医学部卒業、同大学院修了。
2004年に独立し自分のクリニックを立ち上げ、「行列のできる診療所」として評判を呼ぶが、その後アーリーリタイアメントを決意。
2016年2月、クリニックを後輩医師に譲りFIRE生活を開始する。
地方都市でゆるゆると生息中。
「お金、地位、美貌」で得られる幸福はたったの10%で遺伝が50%とされています。
残りの40%に目を向ければ、幸せはすぐにやってくる!をキャッチフレーズに幸福の啓蒙活動を継続中。