自著”4週間で幸せになる方法 Twenty-eight tips to create joyful life”について、読者の方からの感想が今でも時折届く。概ね好意的なものが多く、安心している。
しかしそんな中にも、2種類の読者がいることに気づいた。
1つめは本書のインストラクション通りに、まるで修行僧のように進めている人。
本書は1日に1つ、5分程度で読める分量の文章を読んで、そこに気をつけながら1日を過ごすというやり方を前提にして書いた。
そうすると例えば、
「読んだときは簡単だと思ったのに、1日続けるとなると意外と難しいですね」
といった感想になるようだ。
これは自著がうまく「はまり始めている」良い兆候と言える。1日にたった1つとはいえ、今まで慣れ親しんだ行動、思考パターンを変えるのが簡単なわけがない。
でも「難しい」と感じるだけで、実は効果は出始めている。自分が生み出している行動・思考パターンに、意識的になっている証拠だからだ。
実践が難しい課題については、後日に角度を変えてフォローされるよう、構成にはかなり気を使っている。
だから途中で投げ出したりはせず、とりあえずは4週間続けてみてほしい。
「読み始めてから毎日が楽しい」
という声も複数頂いている。
「4週間で~」という本の趣旨から考えれば、すぐに幸せになってしまうのでは筋違いに感じるかもしれないが、これまた自分という存在に意識的になっている証拠。
普段は素通りしていた自分の内面に向き合うことから、「非日常感」を見出すことができる人は、実践することが「おもしろくてしょうがない」という状態になるようだ。
手前みそだが、これこそ僕が自著で狙ったもの。こういうタイプの人は、4週間後には本当に幸せになっていると考えてほぼ間違いないはずだ。
好意的ということでは同じでも、もうひとつのパターンがあって、それは例えば、
「おもしろくって一気に読みました!」
というようなもの。
概してインテリジェンスの高そうな読者からの反応に多い。
幸福学、心理学はもちろん、あらゆる分野から古今東西の知見を詰め込んだから、知識面から面白がってくれるのもうれしくないわけではない。幸福度を上げるのにもそれなりの効果はあるだろう。
でも、僕が意図したほどには効かないという結果になりそうだ。
もちろん知識は大事だ。でもいくら知識を詰め込んだって、本当に幸せになれるわけではない。
大切なのは、幸福度を高める思考や行動が、適切な状況で自然発生するようになること。言い換えれば、幸福な生き方が習慣化すること。
そのためにはやはり、最初に紹介したやり方、すなわち本書の趣旨に沿って、1日1記事を丁寧に読んでもらう必要がある。
それは僕自身が本書の内容を実践する上で、痛感してきたことでもある。
たった4週間だ。それこそプチ修行僧のつもりで、1日1記事を読み、丁寧に実践してみてほしい。
これが著者からの、切実なお願い。
ちゃんとやれば、本当に効きますから!
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